ゼンハイザー75周年記念モデルが届きました。黄色いイヤパッドは初の開放型ヘッドホンであるHD414をオマージュしているとのことです。75周年でなぜHD25とも思いましたが、歴史あるヘッドホンでコラボやバリエーションも多く価格も手頃なので、こういった記念に向いたモデルということでしょうか。外箱側面には上からシールが貼ってあり、国内用のシリアルらしきものが印刷されています。一つ一つ違うのかはわかりませんが、4桁あるみたいです。
リニューアルされてからのHD25に触れるのは初めてですが、相変わらずのチープさもあるレトロかっこいい個性的なハウジングは健在です。付属品はケーブルと黄色と黒の合皮2つと標準プラグ変換コネクタとなっています。ベロアのイヤパッドはついていないようです。写真が出回ってからなんとなく分かってはいましたが、リミテッドであるのはほぼ黄色いイヤパッドだけっぽいですね。側面のロゴがレトロ仕様にはなっていますが、もう少しハウジングやイヤカップにも色が入っているとかの特別仕様感は欲しかった気もします。
とはいえ、鮮やかな黄色のイヤパッドも見栄えが良いし、標準仕様のHD25として使っていこうと思います。改めて購入したばかりの装着感を堪能していましたが、思ったよりも側圧はきつくない気もしますが、耳に押し付けるのでしばらく使っていると耳の裏が若干痛くはなってきます。
音に関しては、箱から出したばかりなので何とも言えないのですが、現時点では7、8年使ったHD25-1 IIと比べると高音のシャリ付きやドライさが若干抑えめなのか、若干おとなしく感じられ、気持ち音が暗めかなという気はします。いずれにしても、相変わらずの低音の押し出しとスピード感というか、電子音系やメタルやHRも心地よく乗れる楽しい音であることに違いはありません。
直刺しやポタアンでも十分鳴りますが、ZEN DACに繋ぐとHD660S同様に高音の抜けが良くなり、スケール感とさっぱり感が向上してリスニング機としての気持ち良さが出てきます。
SR325eがシャリシャリ気持ちいい音であるのに対して、HD25はドコドコ楽しい音というのが自分の中での位置づけになりそうです。また気づいた点があれば追記しようと思います。余談ですが、HD25-1 IIでは普通の+ネジだったのですが、現行版はリケーブルしようと思うとトルクスネジを外す必要があるようです。