AT-BHA100とかAppleMusicロスレス対応とか

雑記です。

AppleMusicロスレス対応とAirPodsMax
6月からAppleMusicがロスレスに対応するようです。7000万曲以上の楽曲は順次対応していくとのことで、加えて月額980円据え置きのようです。AmazonMusicのHDが1800円弱、 moraqualitasが2000円と考えると、ハイレゾにこだわらなければお手頃価格でそれなりの高音質が楽しめるようですね。AppleMusicは今まで使っていませんでしたが、サブスクの整理も兼ねて試しに使うのもありかなと思えています。
また、鳴り物入りで昨年末に突然出てきて価格に対して完成度もいまいちだったAirPodsMaxですが、ロスレス非対応が宣言されてAppleにはしごを外されて若干悲壮感が漂っています。自分も2月から手放すか迷いつつ時々使用していたのですが、これはタイミングを逸してしまったなと。
ついでにB’zもサブスク解禁のようで、AppleMusicにも来るようです。B’zは10代の頃によく聞いていたので懐かしさがこみ上げますが、日本のハードロックの代名詞とも言えるバンドですので(洋楽の影響は他のバンドにも見られるし、何故かネットではネタにされることが多いですが)、久しぶりに聞きたくもなってきます。
https://www.apple.com/jp/newsroom/2021/05/apple-music-announces-spatial-audio-and-lossless-audio/

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ゼンハイザーのパートナー募集の続報
更新が滞っている間の連休明けに、2月に出たコンシューマー部門のパートナーを募集しているというアナウンスに対する回答がありました。SONYあたりが動くと面白かったとは思いましたが、スイスのSonovaがコンシューマ部門を買いとるということのようです。Sonovaというとフォナックが自分の周辺で話題に登っていたので個人的にタイムリーな話題でしたが、結果的にヨーロッパ企業だったことはブランドイメージ的にも良かったのではないでしょうか。補聴器と音楽という組み合わせも、お互いに欲しい技術がありそうですので相乗効果も期待できそうですし、TWSなどにもフィードバックされて新たな機器が発売されるかもしれませんね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5874fa23dbc43c837677bbe2df865959a70cd1fa

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AT-BHA100
以前気になっていると書いていた本機を少し前に購入して使っています。プリ部に真空管を使いパワー部にはトランジスタを使用しているということで、真空管を使っていてバランスアウトがあるというとiFi Pro iCanの廉価版のようにも思えますが、国内メーカーが昨年のタイミングでよくこの価格で出したなというところでもあります。

UD505のXLRからバランス出力しているので何となく国内メーカーのフルバランス環境で聞いています(AT-DAC100がAK4452VNを1つ搭載でRCA出力のみというのも、DACの性能が音質を決めるわけではないものの少々気になります)。オーディオ関係は何やかんや出費しているので、まとめればもっと高ランクの環境も構築できたのだろうとは思いつつ、ピュアな人から見れば入門に毛が生えた程度の中途半端な環境なのだろうと思いますが、据え置き環境はしばらくこれでいいかなと思っています。因みに、本機を購入するきっかけの一つでもあったDiabloは最初は使っていたのですが、比べるとUD505からRCA出力したものと似てメリハリがありつつ音が若干近い感じで、UD505からXLR出力した方が音の広がりや立体感が出たので現在ではこちらで運用しています。改めて、UD505は仕様だけを考えるとAK4497を2つ搭載してBT入力にも対応したよくばりセット(ネットワークとXLR4以外)のようなパッケージングで、多少単体でアンプが弱くて色々外部頼りなところがあるものの、意外と似たような構成は少ないのかなと思いました。自分ぐらいのユーザーには丁度いい商品だったのかもしれないなと。

雑感
手持ちのヘッドホンで使っている限り適度に角を落としながら音に充実感があり、メーカを問わず心地よく鳴らしているので満足しています。シングル出力の真空管のHA-1A MK2と比べると、音の広さや押し出し感はHA-1A MK2の方があり濃厚さが漂いますが、ノイズが強くそれゆえか情感やノルタルジックな響きは強めなものの静寂性が低く大味にも感じられます。何よりバランス出力ができません。時同じくして、HA-1A MK2はボリュームを固定しているネジ?の締め付けがゆるくなったのか、音量が空回りするようになってしまい、音を下げたつもりで爆音で鳴って耳が死にかけて現在封印しています。
普段はHD800Sで聞いていますが、個人的に収穫だったのがClearForceでつないだHD650(スポンジ外してYAXI装着)が鮮度も出つつ濃くも柔らかく充実感のある音で鳴っているので、600番台のポテンシャルを今更感じています。因みにオーテクのヘッドホンはまだ持っていないのでいずれ…

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MDR-CD900ST、HD650改修
HD560Sのレビューの際にMDR-CD900STを久しぶりに鳴らしましたが、こんなに低音出なかったかなと思いつつ、せっかくなのでイヤパッドのヘタリもありそうだったので少し厚手の安いイヤパッドを注文しました。届いたので早速つけてみましたが、微妙に耳の下あたりに浮きが出るので、Gradoで覚えた力こそパワーのヘッドバンド調整でイヤカップのすぐ上をぐいっと内側に曲げたところ、ちょうどよく密着しました。
・・・CD900STなのにめっちゃモリモリ低音が出る!!と驚いています。高音は相変わらずのシャープさを持っているので、別のヘッドホン感もありつつリスニング寄りになった感じがします。ちょっと新鮮で色々聞いていましたが、HD560Sを飛び越えてAONIC50の高音を尖らせたみたいな音がするというか、しっかりとした量感のある充実した低音が出て、君こんな音出せるんだね?と意外な一面を見れたのが面白かったです。
また、合わせてHD650用にも、経年で消えてなくなっていたヘッドバンドをGeekriaのものに、イヤパッドを純正のものを注文していて、懐かしい姿に戻りました。ふと、2008、9年頃に初めての高級ヘッドホンとして恐る恐るヨドバシ店頭で購入したのを思い出しました。それまではCD900STで作ってそのまま聞いていたのですが、確認とリスニング用に良いヘッドホンが欲しいと新宿のヨドバシに視聴に行って、装着感が圧倒的にHD595が良くて予算的にもこちらを買う気満々でいたのですが、当時の評価と試聴の結果その場でHD650に決めてしまったという。アンプはオーディオインターフェースで聞いていましたが、環境は変わったものの未だに自分のオーバーイヤーでの最初の2つが現役で使えるということにほっこりしました。