雑記201702

もう2月末ですが。

ちょっとデバイスの話題。
1年ぐらい前にiPad Pro+Pencilを購入し、これまでタブレット機器をいくつも買って、スタイラスもいくつも買ってきた自分としては、お絵かきツールとしては必要十分なぐらいにはオールインワンでかつそこそこ使いやすいものだなと思っていました。

今年に入って使い心地が気になっていたSurface Pro4を(春に5が出るというこの時期に)購入したので、今更ですがせっかくなので記事にしとこうかなと。

結論から言うと、今の世代であればおそらくどれを買ってもお絵かき用に使うには必要十分な性能、取り回しだなと。勿論、細かく見るとそれぞれにメリットデメリットがありますが。
自分は何かに対して手放しでこれが良い!これ以外クソ!とは言いたくありません。比較出来るならできる限り比較した上でものを言いたいですし、良い点は良いと言いたいし、ダメな点はダメと言いたいスタンスです。

・iPad Pro
ペンシル(1万)が別売りですが、Wifi版であれば10万そこそこで環境が作れます。アプリも数百円のProcreateが値段の割にかなり細かくセッティングできてきちんと筆圧も反映するのは良い点だと思います。画面サイズが小さくなって良ければミニであれば更に費用を抑えられるかもしれません。その他のメリットはAppleというブランドにステータスを感じるならこの点と、全般がシンプルな点。ペンシルのバッテリーが本体に挿すことで充電できるのもメリットです。iPad用のフォトショとかもあったはずなので、一応PSDで書き出せるのもあり画像の加工を別のアプリと連携することも出来そうです。この辺は試してはないのですが。
デメリットは良くも悪くもiOSであることと、ペンシルにサブボタンがないこと、画面の感触がツルツルしていることでしょうか。(感触に関しては、サードパーティ製のフィルムで解決できそうでしたが、実際に使うとざらついた質感を出すための表面処理のせいで、画面のギラつきが酷すぎて使い物になりませんでした)また、データを気軽に移動しようとしてもネット経由で移動するのが前提だったり、Apple製品おなじみの各種コネクタが必要になります。
ペンを傾けると鉛筆を寝かせたような効果が出せることは大したメリットでもなく、昔のIntuosにも普通についていた機能です。ただ、サイドボタンがなくストレートな形のペンなので、その機能を試しやすいというか、メンタルモデルと合致してるとは言えると思いますが。

・Surface Pro
こちらはフルのPCなので、PCのアプリケーションが使用できます。自分は昔からPainterを使っているので、入れてみると馴染みのある設定や書き味で描くことが出来、メインPCで使用している他のソフトも入れられました。USB端子がついているので、諸々のデバイスとの汎用性もあります。使って気付いたのですが、思ったよりも入力精度が高いです。これは電磁誘導も兼ねているからかもしれませんが、等倍での入力でもiPadProより細かい文字も書けます。とはいえ、ディテールの細かい作業は結局倍率を上げるのですが。まぁ完全に等倍で運用するには今の時代的には4kの解像度まで液晶が広がればというところだろうと思います(4kのディスプレイが広まってきてるのもあって、原画サイズもこれ以上であるほうが望ましいので)。その他ではスタイラスでの感触がツルツルというよりは気持ちやわらかさを感じます。が、自分にはちょっとぐにょっとした感触で、書きにくいというわけではありませんがツルツルとどっちが良いかは何とも言えません。サイドボタンがありマグネットで本体と割としっかりくっつくのは良い点だと思います。
デメリットは値段設定が普通のノートPCと比べるとやや高く、全部乗せにすると30万を超えてきます。自分が持ってるのは中程度のですが。スタイラスはマイクロソフト独自のため角度認識は無く、また、電池式なのでなくなった場合に交換しなくてはなりません。
個人的には、デスクトップサイズのSurfaceが出るのが気になっています。

・番外編 Eee Slate EP121
今や随分と古い機種となってしまいましたが、2011年頃にASUSから発売されたタブレットPCです。当時は一部で話題の機種でした。解像度と処理スピードと本体の重さ・厚さは時代を感じますが、ワコムドライバが使え、ワコムのペンを買い足すと筆圧に対応できたので、書き味的には意外と最近の型と変わらなかったりします。むしろ、固めのフェルト仕様のペン先も使えた事で何気に感触は今でも一番良かったりもします。この機種自体以前記事にしたこともあった気もしますが、液タブとして使えるPCの姿をほぼ先どっていたというか、5、6年の開きがあるものの単純な性能面以外の点では案外進歩していないというのも実際だったりします。

・まとめ
最初にも書きましたが、筆圧が感知されるタイプで今回取り上げた機能に準じた最近の機種であれば、絵を描くという目的を果たすには十分な解像度、色再現、大きさ、重さ、厚さ、筆圧等の性能を持っていると思います。お絵かきデバイスとしてオールインワンで、ペン先の位置に実際に描かれるという直感的なデバイスとしては正常に進化を続けていると思います。
更に軽く、薄く、更に高解像度には今後もなっていくと思いますが、今一歩実際に手で描いたり、当倍でメモをする感触との違いにはまだ進化の余地が残っているようにも感じます。画面とペン先との間のガラス面による微細な距離から来るズレ感は液タブである以上どこまで行っても変わらないのかもしれませんが・・・。出来るならこの辺の感触やシャーペンぐらいのペン先の細さや、画面に直接書いているような感覚になれると、いよいよ紙の代わりとして使いやすくなるかもしれません。こんなことを気にするのはごく一部の人間だろうとは思いますが。或いは、自ら発光する画面だけでなく、反射光で使えるようになると目にも優しそうかなとか。

個人的には液タブじゃなくても、普通のペンタブの機能をたとえばトラックパッドを広めにして付けるとか、板をノートPC内蔵にしてくれるとそれはそれで良いかなとも思ったりします。何気にペン先が描点を隠さないって重要だなと。これまでの静電容量式のスタイラスが直径6mmぐらいで邪魔すぎたのも極端ですがそれが理由ですし。こういっては身も蓋もないですがどうしても液タブ型でなくてはとか、どうしてもオールインワンでなくては、という理由が無ければ、家で使うのが前提であれば普通のIntuosで良いかなというのがまだ自分の感想です。直感的に描けるという割に描点とペン先の間にはガラスの厚さの分だけ隔たりはあるし、感触はツルツルかグニョグニョかで、適度な抵抗感は得られないし、画面が広くなればなっただけ手を動かす範囲も大きくなるし(これは良し悪しかもしれません)。絵を書くことに対して液タブの明確なメリットというのが正直自分には分かりません。
とはいえ、そもそもアナログをすっ飛ばして最初からデジ絵から入る人にはこういったデバイスの方が使いやすいのかもしれないので、一概に液タブがダメとは思いません。デジタルは必ずしもアナログを再現する必要もありませんし。ただ、直感的とか描いた場所に描かれるという物自体がアナログの再現であり、むしろデバイス的には板タブの方がデジタル感あるのがこの手のデバイスのひねくれてる所だとは感じます。

追記です。上のようなことを描いていたらふとネットでYOGA Bookなるものを発見。タブレット+キーボード部分が丸々タッチパッドでワコムのスタイラスが使えるらしい、まさに上で書いていたような機種が昨年末に発売されていたようです。リアルメモとも組み合わせられるというあたり変なガジェット好きにはえも言われぬ魅力があります。ただ、キーボードと排他使用な割にペイント系のソフトでよく使うショートカット系のボタンが他についてるわけでもなさそうに見えるので、微妙に使いにくそうな予感もしていますが。
価格は5万程度とのことなので、いずれ機会があれば触れてみようかなと。

何気に、液タブやら板タブのことについて描いているのに絵が無いとはこれいかにというか説得力ゼロというか。以前はブログに反映しない形で某絵SNSをやっていたのですが、少し前に諸般の理由により退会しました。まぁ最近は中々絵を描き始めても、気力が続かなくてろくに完成しなかったりはするのですが、これを期に復活しようと思わないでもないです。ブログへ反映するかしないかは別として。