VITA

買いました。画面でかいし綺麗です。単純に解像度が高いというのはいいですね。

若干スタートセレクトは押しにくいですが、左右アナログキーやらホールド感やら、プロダクトとしての出来はいいと思います。一部で騒がれているフリーズも今のところ気配も無いので次世代携帯ゲーを満喫しているのですが、気になる点もあります。

例えば基本操作がタッチ前提ということ。スマホに影響されての新しい操作感をということかもしれませんが、ゲーム機の利点である物理キーを一切使わないのは、インターフェイスに関しては劣化スマホ状態です。初代PSが出た頃の猫も杓子もポリゴンポリゴンと、意味も無いところまで次世代風が吹いていたのを彷彿とします。その本体の持ってる良さをなおざりにしているような気がしてなりません。

ロンチタイトルでは無双を買いました(BBじゃないのは据え置きで買っているので)が、ゲーム部分は絵的に非常に質が高く、初無双でしたがさすがに何作も作り続けられているだけあって完成度が高いです。それに対して、ソニーからの推奨なのかメーカーの意思なのか、上記のタッチ前提のゲーム作りが浮いているという印象です。駆け引きもクソもない一騎打ちの茶番さや、ミニゲー的に挿入されるこすりゲーも意味不明な上に大して面白くもなく、それが強制なのがうんざりだったりもします。正直何が楽しくて画面をゴシゴシしなきゃならんのかと。一応既存の物理キー操作もできるのは出来るのですが、反応がおかしかったりまともにゲームにならないので、おとなしくタッチするしかないという状況・・・

ただ、ゲーム機としては確実に高性能化しているので、今までの携帯ゲーの解像度の低さから来る残念さが薄れてきているので、今後のタイトルに期待したいなあとも思います。やっぱり、既存のゲームをさせるなら、ゲーム機なんだからスマホに影響されすぎずに、タッチの使いどころを絞って、物理キー重視+タッチでもできますよ、ぐらいのバランスにしてほしいなあとも思います。少なくとも、AR的な広がりも可能性としてはあるものの、それらを既存のゲームの枠に当てはめても、違和感というかまどろっこしさしかないと思ったりもします。