音関係について

音関係のレビュー記事が増えてきたので分けました。

音系ではもともとDTM(Reason2.0から7まで。10を買うか迷って時間がなくてやめましたが、2021年に12が出て再びソワソワし始めていたりもしました)をやっていました。当時制作用にCD900ST、リファレンス兼リスニング用にHD650を買って以来ヘッドホンが好き(特にゼンハイザー)ではあったのですが、2019年以降加速しています。基本的にヘッドホンオーディオがメインで、今も昔もスピーカーは適当で機材にはそれほどこだわりがなく、今後も導入する予定は特にありません。

以前はHD598やPC363D(ヘッドセット)を普段遣いしていて、ちょっといいヘッドホンに変えたいというところからヘッドホンを購入し、それを不足なく鳴らすためにDACやアンプを揃えて沼に入った経緯があります。

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よく聞くジャンル
2000年代前半の学生時代からポストロック(というジャンル名も廃れてインディーズやオルタナティブに吸収されたかもしれませんが、特にアイスランド系の生音と電子音の融合系)、電子音(エレクトロニカ、ハウス、チルアウト(アンビエント)からゴア、サイケデリックトランスやEDMやノイズまで何でも)、ロック(70年代以前はあまり詳しくないですが、80、90年代のロック、パンク、グラムロック系、ラウド系、HR/HMまで)あたり優先で、ポップスやR&BやHIPHOPやジャズも普通に、たまにクラシックや民族系や環境音系も聞くので割と雑食です。アニメはよく見ますがアニソンに興味はありません(今やタイアップも含めると有名どころも当たり前に作っているので今更こう言う区切り方はしてもしょうがないと思いますが)。昔のゲーム音源も好きで時々聴きます(特にFM音源)。
好みの傾向としては色々聞いたり買った結果以下のようです。
・解像感が高く音が滑らか
・SNが高く背景が静か
・音の立ち上がりが早い
・透明感があって分離感高め(抜けが良く篭りを感じない)
・そこそこフラットなバランス(低音は多少欲しいけど多すぎるのは苦手)
・立体感や臨場感があって、音場広め(多少演出的でも)
・原音再現よりも聴き心地重視

こうした方針で環境を作ろうとしています。ヘッドホンでは刺激的なものや刺さるもの、周波数特性が良くなくても面白いと感じれば気にしないですが、結局D8000ProやDT1990、HD800Sなど、色付けが少なめの解像度高めのモニター寄りのものを好んでいる気がします。

解像感とSNと透明感が優先なので、ゼンハイザーはメーカーとしては昔から好きで、サイトのコンテンツ的にもそちらに寄っているように思われますが、好みだけでいうと中心にはなかったりもします。

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再生環境

据え置き:専用PC(Win)→(LAN) RMP-UB1 → Tambaqui → PhonitorX & E3 Hybrid → ヘッドホン(D8000Pro or HD800S)

サブ1:Zenstream→UD505→Pro iCan→ヘッドホン(HD700 or HD800S orT1 2nd)

サブ2:Soundgenic→DA-310USB→ヘッドホン(DT1990)

ポータブル:スマホ→Diablo(NormalかTurbo)→ヘッドホン(HD700 or HD800S orT1 2nd )

再生アプリケーションはRoon(HQPrayerで味変なども)も試していましたが、いつの頃からかWin11にしてから音飛びが発生するようになり、Audirvanaでいいやとなっています。

自分の場合PCオーディオがベースになります。そこにネットワーク等の技術を取り入れる方向で伸び代を作れないかと取り組んでいます。

環境もヘッドホンもそれなりに揃えて、というかここまで来てようやくヘッドホンという機材のその先が見えそうとでも言うか、着実に進んでベールを一枚ずつ剥いでその向こうの気配に近づきつつあるのは確かに実感しています。が、ここからさらに先へ進むためのブレイクスルーは何があるんだろうかと気になっています。DACやアンプ類はもちろんあるにしても。特にアンプはE3も中途半端な感じがして決めあぐねています。

ある意味では視覚の騙し絵や、視差による3Dやある一定以上の解像度が現実の要素の再構成のように見えるように、聴覚情報での錯覚の世界だろうとは思いますが、解像度や細かいニュアンスの聴かせ方がヘッドホンという耳のすぐ側にある道具だからこその聴覚の騙し音か錯聴のようなものはまだ余地はありそうです(ヘッドホン用の立体音響も各社取り組んでいますし)。

そういう意味で、D8000Pro(シルバーケーブルはXLR版も同じニュアンス)が今まで聞いた中では一番明瞭さや透明度があり、ヘッドホンの向こうに気配やニュアンスを感じています。ただ、明るくスッキリした鳴り方でやや中高音(特に1-2kあたり)と高音が多めで低音がもう少し厚いと良いなと思わないではないです。そのあたりD8000は低音に厚みは出るものの若干ニュアンスが埋もれがちで、もう少しクリアに聞きたくなり悩ましくなります。

そんなわけで一つずつ実際に自分の環境で試してきましたが、今気になっているのは静電型です。これはこれでハードルが少し高いですが…

個人的に重さには敏感だと思っていましたが、400g越えの機種(Clearで400g、D8000Proで500g)を使った際装着感がよければ案外気にならないことに気づきました。軽いに越したことはないのは確かですが。(2023.10)

電源環境:

ネットワーク環境: